彼の亀頭に腫れや痛みはありませんか?カリが赤くなったり、痛みを伴ったり、白いカスが出ているようなら亀頭包皮炎かもしれません。亀頭包皮炎は雑菌や淋菌、カンジダ菌などの感染が原因で起こります。包茎の人に多く見られる病気でもあります。
亀頭包皮炎について
亀頭や包皮(ペニスの皮)などが赤くなったり、痛みなどが生じる亀頭包皮炎。英国の国民保健サービスによると、実に成人男性の10人に1人は亀頭包皮炎にかかっているといわれています。


かゆみや痛み、発疹などの症状に気づき、病院を訪れる男性が多いようです。亀頭包皮炎の症状はさまざまで、人によっても変わります。見た目の症状としては、亀頭や包皮、環状溝と呼ばれる亀頭の付け根(カリ)に、赤みや発疹、ただれなどができることがあります。
症状がひどい場合は、黄色っぽい膿が出ることがあり、淋病と見た目が良く似ているため間違えることもあるようです。また、亀頭包皮炎の原因菌が、カンジダ菌の場合は、カビの一種のため白っぽく乾燥したようになります。
原因別、亀頭包皮炎の症状


亀頭包皮炎を発症する原因はいくつかあり、原因によって症状や治療方法が変わってきます。それでは、原因別に亀頭包皮炎の症状を解説します。
(1) セックスやフェラチオ
亀頭包皮炎の原因が、セックスやフェラチオなどの性行為の場合、雑菌や細菌が目に見えない小さな傷に入り込み感染した疑いがあります。症状は、赤い発疹ができたり、ただれたり、かゆみや痛みを伴うこともあります。
(2) カンジダ菌
カンジダ菌というカビの一種に感染した場合は、かゆみや違和感があり、見た目にも赤くなったり小さな水泡ができたり、白っぽいコケのようなものが生えているかのような症状や、カサカサして乾燥した症状などが見られます。
ちなみに、カンジダ菌は体内にもともといる菌で、健康なときに発症することはほとんどありません。疲れやストレスなどが溜まり、免疫力が低下しているときにカンジダ菌が異常繁殖して症状が出てしまうことがあります。
カンジダ菌は洗っても落ちません。清潔を心がけて洗いすぎてしまうと、細菌だけがいなくなり、カンジダ菌とのバランスが崩れて、結果としてカンジダ菌が増殖する原因となってしまいます。ペニスを洗う際には、シャワーなどでやさしく流す程度にしましょう。
(3) マスターベーション
亀頭包皮炎は、マスターベーションでも起きる場合もあります。これは、黄色ブドウ球菌などの雑菌がペニスの傷口から入るためで、赤く腫れたりかゆみが出ることがあります。
(4) 包茎
包茎の人はそうでない人に比べて亀頭包皮炎にかかりやすくなります。包茎の場合、亀頭と包皮の間に垢がたまりやすく、そのせいでかゆみやただれ、赤く炎症を起こすことがあるのです。
まとめ
このように、亀頭包皮炎はいろいろな原因によって起こる病気です。感染した原因や人によって症状もさまざまです。見た目だけで自覚症状があまりない場合もあります。
症状がひどくなると尿道炎なども引き起こすこともあります。気になる症状があったり不安に思うことがあれば、まずは病院で検査を受けるようにしてください。
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出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]