大人女子のためのWebメディア
検索
2016年08月10日更新

乳がん検診が気になる!どんな検査をして何が分かるの?

年々罹患率が高まってきている病気・乳がん。2015年の予測調査では、89,000人あまりの女性が乳がんと診断されるとし、女性がかかるがんの疾患の中ではトップの数字となっています。早期発見から早期治療につなげるための「乳がん検診」について見ていきましょう。

乳ガン検診

年々罹患率が高まってきている病気・乳がん。かつては、欧米に比べてかかる人が少ないと言われてきましたが、国立がん研究センターの2015年の予測調査では、89,000人あまりの女性が乳がんと診断されるとし、女性がかかるがんの疾患の中ではトップの数字となっています。女性にとって、無視することのできない病気「乳がん」。今回は、早期発見から早期治療につなげるための「乳がん検診」について見ていきましょう。

 

乳がん検診にはどんな種類があるの?

乳がん検診の場合、大きく分けて次の3つを行います。 このうち視診と触診は、医師の問診を受ける際に行うことが多いため、超音波検査もしくはX線検査のどちらかを受けに行った場合でも受診することが多いでしょう。

 

1. 視診・触診

乳房に異常があるかどうかを、外見上から判断するもの。 しこりの有無や不自然な凹凸などを確認します。

 

2. 超音波(エコー)検査

乳房に超音波を当て、その反射を測定することにより乳房の内部に組織が異化しているものがないか判断します。

 

3. X線検査(マンモグラフィー)

乳房を専用の機器に挟んで測定します。

乳房は立体的なため、通常のX線撮影ではしこりなどが隠れてしまって写らない場合があります。 それを避けるため、できる限り乳房を平板にして撮影します。

 

乳がん検診で何が分かるの?

乳がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。 セルフチェックとして「しこりの有無の確認」がありますが、その際に発見されるしこりは大概が良性であると言われています。

ところが、乳がんによりできるしこりは固着しており、触った時の感じも良性のものとは異なるとか。 そこで、医師による視診や触診では、こうした「良性のしこりとの違い」を発見します。

また、超音波検査では乳腺内に存在する「石灰化」した組織を発見します。 石灰化とは、直接乳がんのことではありませんが、がん細胞が増殖する過程で産出されると言われており、この有無を一つの目安としています。

マンモグラフィー検査も同様に、乳房内の石灰化した組織を発見します。

先述したとおり、乳房は立体的であるため、人によって、あるいは超音波検査でも姿勢やちょっとした条件によって、正しく影像を捉えることができない場合があるため、乳房を機器で挟み、左右それぞれ2方向から撮影を行います。

 

費用はどのくらいかかるの?

乳がん検診は、40歳以降の女性の場合2年に1度は受診するよう厚生労働省からの指針が出されています。

これにより、住民票のある市区町村を通じて、対象者には0円〜数千円と安価で検診を受けることができるようになっています。 その際に、超音波検査だけを受診するのか、マンモグラフィーだけを受診するのか、あるいはその両方であるのかのほか、乳がん以外のオプションを付けるなどすることも出来る場合があります。

オプションの費用は、受診する検査機関によって異なるため一概には言えませんが、どちらにしても自治体の補助と上手に組み合わせると、大きな自己負担なく受診することが可能です。 また会社等に勤めている場合は、会社の健康診断のオプションとして婦人科検診の項目がある場合がありますので、こうした機会を利用するのもよい方法です。

 

年代別乳がん検診のおすすめ受診頻度

先ほども述べたとおり、乳がん検診については、40歳以上の女性は2年に一度受診することが推奨されています。

ただし、最近は若年でも乳がんに罹患する人が増える傾向にあるのは確か。 気になる場合は、20代や30代でも、一度病院に相談してもよいでしょう。

そして、親子や姉妹などの近親者に乳がんの方がいる場合にはもちろんこの限りではありません。 40代以降の方は、「2年に1回で大丈夫かしら…」と思う場合もあるでしょう。

その場合は、マンモグラフィーを隔年で、超音波検査を毎年受診するといったサイクルもおすすめです。 がんという病気は、はじめはその病巣は小さく、気づきづらいもの。

定期的に観察することで異常が発見されやすくなることは間違いないため、「念のため」に検査を続けていくことは非常に大切です。

 

乳がん検診にデメリットは無いの?

乳がんは、罹患する人の割合こそ女性の中でトップですが、死亡率から考えると、大腸がん、肺がん、胃がん、膵臓がんに次いで5番目。 これは治療が奏功しやすいということでもあり、早期発見がなされやすいということでもあります。

それならば、乳がんの検診には「いいこと」しかなく、「悪いこと」は何もないのでしょうか? 乳がん検診の最大のメリットは、やはり「早期発見」の確率が上がること。

早期のうちに発見できることで治療による身体への負荷も最低限で済みますし、医療費もまた大きな手術や治療の時とは比べものにならない場合があります。 反面、100%完全な結果が得られないことによるデメリットがあることも心に留めておく必要があるでしょう。

超音波検査やマンモグラフィー検査といった画像診断で得られる結果はあくまでも「(乳がんの)疑い」であり、確定診断のためには精密検査を行わなければなりません。 「乳がん検診でなんともなかったから、もう大丈夫」と安心してしまうのは、危険であると言わざるを得ません。

その反対に、画像診断で異常を認められたので精密検査を行ってみたところ実は違った……といったことによる身体のダメージなども存在します。 どちらにしても、検査=ノーリスクではないことは、意識しておく必要があります。

 

まとめ

若い間はそれほど心配する必要はない、と言われる乳がんですが、年を追って罹患者が増えていることは確か。 乳がんに限らず、定期的に病院で診断を受けることは、万一の大きな病気に備えるためにもぜひ習慣化したいものですね。

検診を定期的に受けることにより健康意識が高まることをメリットと考え、自分の年代に合わせて、1年に1回は検診を受けることを考えてみましょう。

 

出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]


【この記事も読まれています】
ブックマーク LINEで送る

Grappsにいいね!して最新の情報を受け取ろう!

この記事を書いたライター

ルコラは、女性の体内キレイを応援する医師監修サイト。女性の様々な体の不調や悩みに対して、正確でわかりやすい記事でお応えします。 ◇Rucora:http://rucora.com/ ◇Facebook:https://www.facebook.com/rucora/ ◇Twitter:https://twitter.com/ruc0ra
アプリでGrappsが
サクサク読める♪

5000本以上の記事が読み放題♪悩める女性のバイブルGrappsを 電車の中でも移動中でも快適にチェックすることができます。