避妊リングは子宮の中に入れる避妊具のこと。避妊効果はありますが、コンドームと違って性病は予防できません。避妊リングについて紹介します。
性病は防げない
では、この避妊リングを使えば、セックスのときにコンドームを付ける必要はないのでしょうか。答えはNOです。
避妊リングに期待できるのは、あくまでも「避妊」効果です。一方、コンドームには「避妊」効果だけでなく「性病予防」効果も期待できるのです。
そもそも性病には、精液や膣分泌物に接触したり性器の粘膜に接触することで感染します。避妊リングを子宮に入れていても、性病の感染ルートをガードすることはできずに性病予防の面では何の役にも立ちません。
そのため避妊リングを使っていたとしても、性病予防のためには避妊リングとは別の対策、コンドームやデンタルダムを使うことが大切です。
デンタルダムというのは、簡単に言うとオーラルセックス用のコンドーム、薄くて丈夫なシート状のゴムです。クンニリングスやアニリングス(アナルをなめる行為)をする際に、デンタルダムを女性器や男女の肛門に覆って愛撫することで性病感染を予防することができます。
避妊リングは、あくまでも避妊のためのもの。ピルと同様に性病予防には役に立たないことを覚えておきましょうね。


出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]
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