風俗のオーラルセックスからの感染が増えている淋病。病気をもらってきた彼からうつされる女性も多いようです。感染すると男性には激しい排尿痛などが出ることがありますが、女性の多くは症状が出ないといわれています。
ではこの淋病、自然治癒するのでしょうか。
女性の淋病は症状のないケースが多い
淋病に感染すると男性、女性では次のような症状がでることがあります。
・ 男性の主な症状
・排尿時に激しい痛みがある
・尿道から膿(濃い黄白色)が出る
・尿道に不快感やかゆみがある
・精巣上体が腫れる
・尿道に激しい痛みがある
・発熱
・ 女性の主な症状
・おりものが増加
・不正出血(月経時以外の出血)
・性交時に痛みを感じる
・下腹部痛
男性でははっきりとした自覚症状が出ること多いのですが、女性の場合、ほとんどが感染しても症状が出ないといわれています。そのため、女性の他場合、淋病に感染したこと自体、気づかないことも珍しくありません。
また、たとえ症状が出たとしても、 数日間様子を見ているうちに自然と症状がおさまってしまうこともあります。はたしてこれは、淋病が自然治癒したのでしょうか?
淋病は自然治癒しない
淋病が自然治癒するのかどうかについては、「自然治癒することはない」が答えです。淋病に感染して自然と症状がおさまったとしても、それは自然治癒したとは言えません。 症状がおさまっても、淋病の病原菌である淋菌は体内に潜伏していて病気は密かに進行しているのです。
初期症状が出ないことが多い淋病ですが、放置しておくと感染が進行し卵管炎や腹膜炎などを引き起こし、 不妊症や子宮外妊娠の原因になってしまうこともあるのです。
淋病治療は最後まで続ける
「淋病が自然治癒したと思ったせいで不妊症になってしまった…」なんてことになったら大変。淋病に感染していることが分かったら、放置しないことはもちろん、症状がおさまったように思えても最後まで治療を続けることが大切です。
自己判断で治療を中断すると、後日再び症状があらわれて、治療がさらに大変になることもあります。淋病の耐性菌の問題も心配です。


出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]