大人女子のためのWebメディア
検索
2017年04月09日更新

生理痛の原因ってなに?正しく理解して生理痛の不安を減らそう

多くの女性が感じたことがある生理痛。毎回の生理のたびに痛みを感じて、困っている方も多いのではないでしょうか。しかし、具体的に対策をしている方は少ないと思います。きちんと生理痛の原因を理解して、症状の軽減につなげましょう。

多くの女性が感じたことがある、生理痛。毎回の生理のたびに痛みを感じて、困っている方も多いのではないでしょうか。しかし、具体的に対策をしている方は少ないと思います。きちんと生理痛の原因を理解して、症状の軽減につなげましょう。

1.そもそも生理とは

生理のときに、体の中で何が起こっているのか知っていますか。 生理痛を軽減するには、生理についてきちんと知っておくことも大切です。

まずは、生理の基本を理解していきましょう。

 

・生理とは不要になった子宮内膜を排出する行為

女性の体のなかにある卵巣は、毎月妊娠のために卵子を排出します。 これを「排卵」と呼びます。 子宮は排卵時に、男性の精子と卵子が結びついた受精卵を迎えるために、子宮の内側の「子宮内膜」を厚くします。

しかし、卵子は1~2日ほどしか生きられないため、その間に精子と出会えなければ厚くした子宮内膜は必要なくなり、血液(経血)と一緒に体の外に排出されます。 これを、「生理」といいます。

2.生理痛が起こる原因

簡単ですが生理の仕組みを紹介したところで、次はなぜ生理痛が起こるのかを説明します。

 

・生理痛は過剰な子宮の収縮が引き起こす

生理痛は、過剰な子宮の収縮が引き起こしています。 その主な原因は、生理直前や生理前半に多く分泌されるプロスタグランジンというホルモンです。

プロスタグランジンには、子宮を収縮させ子宮内で不要になった「子宮内膜」を血液とともに体外に押し出す働きがあります。

この分泌が必要以上に多くなると、子宮の収縮が過剰になりすぎて下腹部などに痛みを引き起こすのです。

 

・冷えやストレスも影響する

プロスタグランジンの分泌が多くなる原因には、冷え、食習慣の乱れ、ストレスなどがあげられます。 これらの原因には、多くの女性が当てはまると思います。

 

・子宮口の狭さが原因になることもある

若い女性や出産経験のない女性は、子宮口が硬くて狭いため、経血がスムーズに流れにくく、生理痛が起こりやすくなることがあります。

一方、30代以降や出産後は子宮が成熟するため、経血が流れやすくなり、生理痛が軽くなる女性が多くいます。

3.生理痛の症状

多くの女性が感じている生理痛ですが、あなたはどのような症状に悩まされていますか? 続いては、主な生理痛の症状を見ていきましょう。

 

・下腹部の痛み・腹痛

生理で子宮が収縮すると、下腹部に重く鈍い痛みを感じることがあります。 一般的には、生理の始めごろに痛みを感じて、2~3日後には和らぐといわれています。 生理痛に悩む女性の6割以上が、腹痛を感じています。

 

・腰痛

生理時は、経血を排出するために骨盤が開きます。 その際、骨盤が開きすぎたり、骨盤を開くために関節を緩める働きをする「リラキシン」というホルモンが筋肉に影響を与えることで、腰痛が起きやすくなることがあります。

また、もともと骨盤にゆがみがあると、骨盤を開く過程で腰に痛みが生じやすくなります。 生理の始めごろに痛みを感じて、2~3日後には和らぐといわれています。

 

・頭痛

排卵期を境に、女性ホルモンの1種で女性らしい体を作る「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が、急速に減少します。

その影響で、血管を収縮させる働きを持つホルモン(セロトニンといいます)も減少してしまい、脳内の血管が拡張しやすくなり、頭痛が起こりやすくなります。 生理の始めにあらわれることが多くあります。

 

・イライラ

頭痛と同じで、セロトニンの減少が原因です。 セロトニンには、精神を安定させて幸せな気分にする働きもあるため、減少することで、精神的に不安定になったり集中力が途切れやすくなったりします。

 

・胃痛・吐き気

生理時には、子宮を収縮させるプロスタグランジンの分泌が過剰になり、 子宮の近くにある胃も影響を受けて収縮して、ムカムカしたり、みぞおちあたりに痛みを感じたり、吐き気を催したりします。

胃痛の症状や吐き気が重い人は、プロスタグランジンの分泌量が特に過剰になっている可能性があるため、医師に相談することをおすすめします。

 

・下痢

プロスタグランジンの過剰分泌によって、腸が影響を受けて過剰に収縮すると、下痢を起こすこともあります。

 

・めまい

生理時には脳に行くはずの血液が子宮に集まるようになり、脳の血液量が不足して貧血を起こして、めまいの原因になることがあります。

 

・歯痛

生理中は、普段よりも免疫力が低下します。 そのため、口の中の雑菌に対する抵抗力が弱まり、雑菌が増えたり、もともとある炎症の痛みを感じやすくなるのです。

 

このように、生理痛の症状はさまざまで、ほかにも「肌荒れ」や「眠気」などがあらわれることもあります。 もちろん、症状や重さには個人差があり、なかにはまったく生理痛がないという人もいます。

4.生理痛と年齢・ライフステージの関係

生理痛の症状や重さは、年齢やライフステージに応じても変化するといわれています。 ここでは、「思春期」「性成熟期」「更年期」の3つに分けてそれぞれの特徴を説明します。

 

1.思春期(10代)

8~9歳ごろになると、卵巣から女性ホルモンのエストロゲンの分泌がはじまります。 成長とともに分泌は盛んになり、エストロゲンの働きで女性らしい丸みのある体つきになり、14歳ごろまでに生理が始まります。

生理が始まったばかりの数年間は、周期が安定しないことが多くあります。 また、エストロゲンの分泌量が不安定だったり、子宮口が狭いせいで、強い生理痛を感じることもあります。

さらにこの時期は、慣れない生理に対する不安な気持ちが、痛みを強めてしまうこともあります。

 

2.性成熟期(20~30代)

20代になるとエストロゲンの分泌が安定し、30代では分泌量がピークになります。 性機能が成熟し、卵巣機能も高まり、妊娠・出産への準備が整います。

この年代は、一般的に生理痛は軽くなるといわれています。 ただし、仕事のストレスや不規則な生活が原因で、逆に症状が重くなることもあります。

また、出産を経験した女性は、生理痛の症状が軽くなったと感じる人が多いようです。 これは、出産によって子宮口が広がるためだと考えられています。

しかしその一方で、育児や育児休暇後の社会復帰など、環境変化によるストレスの影響で、生理痛が重くなる場合もあります。

 

3.更年期(40代~)

更年期とは、閉経をはさんで前後5年くらいの計10年間を指します。 一般的には、40代半ばからエストロゲンの分泌が減って更年期が始まりやがて閉経し、分泌量は急激に低下します。

そのため更年期では、生理周期が乱れはじめたり、期間が長くなったりして、最後の生理から1年間生理が来ないと閉経になります。 また、生理痛と似た症状の更年期障害があらわれることもあります。

年齢やライフステージによる、生理痛の変化を紹介しました。 もちろん、上記は一例であり、体質や生活習慣などによっても変わってきます。

5.生理痛の改善方法

ここでは、自分でできる簡単な生理痛対策を紹介します。

 

・コーヒーの変わりにココアやハーブティーを飲む

朝にコーヒーを飲む人は多いと思いますが、コーヒーや紅茶に含まるカフェインが、子宮の収縮を促すプロスタグランジンの分泌を過剰にするため、生理期間はおすすめできません。

生理中はそれらの代わりに、ココアやハーブティー(カモミールティー、ラズベリーリーフティー、サフラワーなど)を飲むようにしてください。

 

・締め付けない服や冷え対策で血流悪化を予防

タイトスカートやスキニ―ジーンズなど、腰回りを締め付ける服装は、血行不良を起こしてプロスタグランジンの過剰分泌につながります。 生理中はワンピースなどのゆったりめの服装を心がけましょう。

さらに、冷えは生理痛の大敵です。 特に下半身を冷やさないように、ミニスカートや生足は避けて、ストッキングやソックスを履くなどの対策をしてください。

 

・ヒールはやめてフラットな靴を履く

ヒールの高い靴は、骨盤がゆがむ原因になり血流を悪くする恐れがあります。 生理中はもちろん、普段からもスニーカーなどのフラットな靴を履くのがおすすめです。

 

・おやつにはチョコよりもナッツやプルーンを食べる

おやつにチョコレートを食べる人も多いと思いますが、チョコレートにはチラミンという血管を収縮させる成分が入っています。 そのため、子宮が収縮して、より痛みを強く感じることがあります。

代わりに、ナッツやプルーンを食べるようにしましょう。 ナッツ類には、ビタミンEが多く含まれているため、体を温めてくれます。 中でもアーモンドは、ビタミンEを特に多く含んでいるため、おすすめです。

また、鉄分や食物繊維を多く含むプルーンは、生理時の貧血や便秘予防に役立ちます。

 

・貧血などを招くアルコールも控える

アルコールを分解する際には、ホルモンバランスを整えるビタミンBと、貧血を防ぐマグネシウムが大量に使われます。 そのため、生理中にアルコールを飲むと、ホルモンバランスが乱れて貧血になりやすくなるなど、生理痛の症状が重くあらわれることがあります。生理中の飲酒は、ほどほどにしましょう。

 

・カイロで子宮の近くを温める

生理痛がひどいときは、「仙骨」という骨の周りを温めると効果的です。 仙骨は背骨の下部(腰の下あたり)にあります。

その部分は子宮に近い場所なので、カイロや湯たんぽで温めることで、生理痛の改善が期待できます。

6.最後に

生理痛は、特別なことではなく、多くの女性が経験しています。 生理や生理痛についてきちんと理解して、生理に対するネガティブな考えを減らしてみましょう。 その意識が、生理痛の症状改善につながるかもしれません。

また、生理痛が日常生活に支障をきたす場合は、我慢せずに婦人科に行くようにしてください。 「生理痛で婦人科なんて…」と受診をためらう人もいますが、ごく一般的な行動です。 恥ずかしがらずに、婦人科の先生に相談するようにしてください。

 

出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]


【この記事も読まれています】
ブックマーク LINEで送る

Grappsにいいね!して最新の情報を受け取ろう!

この記事を書いたライター

ルコラは、女性の体内キレイを応援する医師監修サイト。女性の様々な体の不調や悩みに対して、正確でわかりやすい記事でお応えします。 ◇Rucora:http://rucora.com/ ◇Facebook:https://www.facebook.com/rucora/ ◇Twitter:https://twitter.com/ruc0ra

この記事に関するキーワード

アプリでGrappsが
サクサク読める♪

5000本以上の記事が読み放題♪悩める女性のバイブルGrappsを 電車の中でも移動中でも快適にチェックすることができます。