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2017年04月23日更新

子供におりものが…もしかして膣トリコモナス症がうつった!?

タオルや便座から感染することもある「膣トリコモナス症」。自身が膣トリコモナス症にかかっていて小さな子供がいると、うつしてしまわないか心配になると思います。この記事では、膣トリコモナス症の子どもへの影響や、家族間での予防法などを、わかりやすく解説します。

タオルや便座から感染することもある「膣トリコモナス症」。自身が膣トリコモナス症にかかっていて小さな子供がいると、うつしてしまわないか心配になると思います。この記事では、膣トリコモナス症の子どもへの影響や、家族間での予防法などを、わかりやすく解説します。

1.膣トリコモナス症とは?

まずは、「膣トリコモナス症」について、簡単に説明します。

膣トリコモナス症とは、「トリコモナス」という肉眼では見ることができない小さな虫が、性器内に感染して炎症などを起こす性感染症です。

 

・主に性行為で感染する

膣トリコモナス症の主な感染原因は、「性行為」です。

感染者と性行為をすると、女性なら膣内にトリコモナスが侵入して、「膣」やその奥にある「子宮頸管」などに寄生します。 一方、男性は、「前立腺」や「精のう(精液の成分をつくる器官)」に寄生するケースが多くあります。

 

・日常生活でも感染する

膣トリコモナス症の病原体であるトリコモナスは、「乾燥には非常に弱いけれど、水中では長時間生きることができる」という特徴も持った小さな虫です。 そのため、性行為による直接的な接触以外でも、感染者が使ったお風呂や便座、タオル、下着などから間接的に感染することもあります。

2.子供に感染すると?

このように膣トリコモナス症は、タオルや便座などを介して、家族間で感染することがあります。 特に、子供の性器は未成熟のため、大人よりも細菌などに感染しやすくなっています。

では続いて、子供が感染するとどのような症状があらわれるのか、見てみましょう。

 

・女の子の症状

・おりものが出る

・おりものが臭う

・おりものの色が黄色や黄緑になる

・外陰部や膣に強いかゆみや痛みを生じる

・排尿痛が起こる

・膣内が炎症で赤くなる

下着の汚れで気づくことがありますが、感染者すべてに症状があらわれるわけではありません。

 

・男の子の症状

・尿道から膿が出る

・軽い排尿痛が起こる

ただし、男の子は感染しても目立った症状が出ることはあまりなく、無症状の場合がほとんどです。

※大人が感染した場合も、同じような症状があらわれます。

3.子供の治療法

・小児科で検査を受ける

子供が症状を訴えていたり、おりものが見られる場合は、まずは小児科を受診してください。 小児外陰炎(おりものの異常や外陰部のかゆみなど)で、小児科を受診する子供は珍しくありません。

検査では、女の子には外陰部や腟前庭ちつぜんてい (陰核から膣口までの小陰唇に囲まれた部分)の状態を観察したり、 分泌物を顕微鏡で調べたりします。男の子には尿検査を行います。 これらの検査で、腟口を傷つけたり、痛みをともなったりすることはありません。

 

・治療では飲み薬を使用

検査を受けて膣トリコモナス症にかかっていた場合、治療を行います。 大人では「膣錠」といって膣の中に入れるお薬で治療を行うこともありますが、子供では膣錠の使用が難しいため、お薬を飲んで治療していきます。

自覚症状がなくなり、トリコモナスがいなくなっていることが確認できれば、治療終了です。

中途半端な治療では、症状が再発する恐れがあるため、決められた用法・用量をきちんと守って飲むことが大切です。

 

・患部をかかないように気をつける

治療期間中は患部をかかないように伝えたり、かいてしまうことを想定してこまめに爪の手入れをすることも大切です。

4.子供にうつさないために

続いて、子供に膣トリコモナス症をうつさないためのポイントを紹介します。 すでにうつしてしまっている場合でも、再感染させないために知っておいてください。 ※下記は、「母親が膣トリコモナス症に感染している(治療中)」という場合です。

 

・バスタオルを共有しない

自分の体をふいたバスタオルで、そのまま子供を拭かないようにしてください。 子供に限らず、自分が使ったバスタオルは、誰とも共有しないようにしてください。

 

・お風呂は別々に入る

可能性は高くありませんが、お風呂に一緒に入ることでトリコモナスをうつしてしまう恐れがあります。 お風呂は子供を先に入れて、自身は最後に入るようにしてください。

 

・便座をしっかり拭く

トイレの便座から感染する可能性もあります。 トイレを使ったあとは、トイレットペーパーなどで便座を拭くようにすると、感染予防につながります。

 

・しっかり完治させる・再検査を受ける

大人の膣トリコモナス症も、自覚症状がなくなり、かつ、顕微鏡の検査などでトリコモナスがいないことを確認できたら治療終了です。

ただし女性の場合は、次回の月経後にも再度検査を受けて、トリコモナスがいないことを確認するようにしてください。 理由は、膣内や子宮頸管にわずかでもトリコモナスが残っていると、月経血によって増殖する恐れがあるためです。

そのため、月経後に再検査を受けないでいると、トリコモナスが増殖して症状が再発する可能性があります。 再発を招かないためにも、次回の月経後にも医師による検査を受けてください。

 

・夫も治療を受ける

夫婦のうちどちらかがトリコモナスに感染していると、もう一方も感染している可能性が高くなります。 特に男性は症状が出にくいので、女性がせっかく治療を受けて完治させても、男性が感染したままだと女性に再感染させてしまうリスクがあります。

症状のあるなしに関わらずに、お互い検査・治療を受けて完治させることが大切です。

これらのことを守って、子供(家族)に膣トリコモナス症をうつさないように注意してください。

5.最後に

膣トリコモナス症は、主に性行為によって感染しますが、タオルや便座などから感染することがあります。 膣トリコモナス症は基本的に治療を受けなければ治らないため、 子供が症状を訴えていたり、おりものが見られる場合は、小児科を受診するようにしてください

 

出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]


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この記事を書いたライター

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