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2017年05月21日更新

エイズノイローゼにならないために!「HIV感染不安」との向き合い方

エイズノイローゼとは、HIVに感染しているかどうか分からない段階で、「HIVに感染している」と強く思い込み、心身に不調をきたしてしまうことです。この記事では、「HIVに感染したかも…」という不安に対する正しい向き合い方を紹介します。

エイズノイローゼとは、HIVに感染しているかどうか分からない段階で、「HIVに感染している」と強く思い込み、心身に不調をきたしてしまうことです。この記事では、「HIVに感染したかも…」という不安に対する正しい向き合い方を紹介します。ノイローゼはもちろん、自殺なんて考える必要はありません!

■HIVに感染した…と思い込むエイズノイローゼ

「HIVに感染しているかもしれない…」という不安があると、それだけで目の前が真っ暗になってしまうと思います。

人によっては、「自分は絶対にHIVに感染している」と強く思い込んでしまい、さらに「HIV感染=死の病」というイメージのせいでノイローゼになり、 心身に不調があらわれるケースがあります。このような状態を、「エイズノイローゼ」といいます。

 

■エイズノイローゼの特徴

「コンドームを付けない性行為」や「よく知らない相手との性行為」など、HIV感染を疑う不安な性行為をした後に、 「自分はHIVに感染している」と勝手に強く思い込んでしまい、過度な不安を感じて心身に不調があらわれてしまうこと。

2.HIVと感染率

■「不安な行為=HIV感染」ではない

上でも書きましたが、エイズノイローゼを引き起こす最大の原因は、不安な性行為をしたことです。

確かに、HIV感染の主な原因は、性行為です。コンドームを付けない性行為の場合、感染リスクはさらに高まります。 しかし、だからといって100%HIVに感染するわけではありません。

 

■感染確率は0.1~1%

HIV感染者とのコンドームを付けない1回の性行為での感染確率は、0.1~1%と言われています。 一方、感染者が最も多い性感染症のクラミジアの場合、感染確率は約50%です。

HIVの感染力は、ほかの細菌やウイルスに比べて非常に弱いと言えます。 感染確率が低いから安心とは言えませんが、1回の不安な性行為で、「自分は絶対にHIVに感染した」と強く思い込むのは考えすぎです。

3.HIVと初期症状

■初期症状だけでHIV感染は判断できない

エイズノイローゼにかかる人は、不安な性行為をしたことに加えて、その後にHIVの初期症状のような不調があらわれたケースが多いようです。

 

■HIVの初期症状

HIVに感染すると、初期症状として感染後2~4週間ごろに、「発熱」「倦怠感」「喉の痛み」「発疹」「下痢」「頭痛」「リンパ節の腫れ」 「カンジダ症(口腔)」などがあらわれることがあります。

症状は、治療を受けなくても数週間でなくなります。※HIVに感染しても、初期症状がまったく出ないケースもあります。

 

■初期症状はHIVに関係なくあらわれる

HIVの初期症状を良く見てみると、カンジダ症を除くほとんどが、風邪やインフルエンザでもあらわれる症状です。 一方、カンジダ症は、体調不良やストレスなどで免疫力が低下するとあらわれる病気です。

つまり、これらの症状は、HIV感染に関係なく、日常よくある体調不良からあらわれることもあるのです。

そのため、不安な性行為をして、かつ、HIVの初期に出るような症状があっても、「HIVに感染している」とは言えないのです。

4.HIV感染を確認する

■HIV感染は検査を受けなければ分からない

結局、HIVに感染しているかどうかは、検査を受けなければ分かりません。

まだ検査を受けていないのに、「自分は絶対にHIVに感染した」と思い込むのは、何か行動を起こす前に「どうせやっても意味がない」と思い込むのと同じことです。 何も状況が変わらない、無意味な考えなのです。

 

■陽性になる割合は0.3%

実際、HIV検査を受ける多くの人が、HIV感染の不安がある人です。 その中でも、HIVに感染している人(陽性になる人)の割合は、およそ0.3%(1000人に3人くらい)と言われています。

つまり、感染の不安があっても、検査を受けると感染していない人の方が圧倒的に多いというわけです。

過度に不安を膨らませずに、勇気を出して、まずは検査を受けることが大切です。

 

■検査を受ける場所

HIVの検査は、「保健所」や「医療機関」で受けることができます。 また、保健所や医療機関に行かなくても、検査キットをネットで購入して受ける方法もあります。

 

■検査は3カ月以降に

HIV検査を受けることは非常に大切ですが、正確な結果を得るためには、感染の不安がある行為をしてから3カ月以上たってから受けるようにしてください。

検査では血液を採取して、血液中にHIVに対する抗体があるかどうかを確認します。 抗体は感染してすぐに作られるわけではく、4~8週間くらいかかります。

そのため、抗体が作れられる前に検査を受けると、感染していた場合でも、抗体が存在しないため「陰性」となってしまうのです。

 

■4週目あたりで受けてもよい

ただし、人によっては4週目くらいで抗体ができる場合もあるため、不安が大きい場合は、4週目あたりで検査を受けてもかまいません。 その時点で陰性だった場合には、3カ月以上たってから再度検査を受けてください。

HIV検査については、こちらの記事で詳しく解説しています。

■感染していてもエイズノイローゼなんて無縁

検査の結果、HIVに感染していなかった場合は、気持ちが軽やかになりますよね。 しかし、万が一感染が発覚した場合、そのショックは計り知れないものがあります。

ただしそれでも、エイズノイローゼになる必要も、自殺を考える必要もありません。

 

■HIV治療は大きく進化している

HIVというのは、感染してもすぐに命にかかわるような症状が出るわけではありません。 HIVに感染して何も治療を受けずにいると、数年~10数年を経てからエイズを発症します。 要するに、「HIV感染=エイズ発症」ではないのです。

HIV感染で怖いのは、適切な治療を受けずにエイズを発症してしまうことです。

現在、HIV治療は進化しています。 HIVに感染したとしても、抗HIV薬を複数使用した「多剤併用療法」を行うことで、体内のHIV増殖を抑えて、エイズ発症を防ぐことが可能です。

現に、多剤併用療法が登場してから、エイズによる死亡率は大きく低下し、HIV感染者の余命は大幅に伸びました。 さらに、今後もHIV治療が進化することは、十分に期待できます。

 

■これまでと同じような生活も送れる

また、現在使われている抗HIV薬は、以前のお薬と比べて、副作用も少なく、服用回数も少なくて済みます。

「副作用がつらくて何もする気力がない…」と言った状況が改善されて、治療を受けながら、HIV感染前とほぼ同じ生活を送ることも十分可能になったのです。

6.最後に

HIV感染の疑いがあると、不安な気持ちになるのは分かります。 しかし、感染しているかどうかは、HIV検査を受けなければ判断できません。

自分の中で不安を膨らませてエイズノイローゼになるようなことがないよう、勇気を出して、まずはHIV検査を受けるようにしてください。

 

出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]


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この記事を書いたライター

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