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2020年01月01日更新

妊娠中に膣トリコモナス症に…赤ちゃんは大丈夫?

妊娠中におりものが増えたり、膣がかゆくなったりする症状があるなら「膣トリコモナス症」の疑いがあります。膣トリコモナス症とはどのような病気なのか、赤ちゃんへの影響はないのか、わかりやすく解説します。

妊娠中 膣トリコモナス症

妊娠中におりものが増えたり、膣がかゆくなったりすると、「妊娠のせい?それとも病気?」と不安になりますよね。このような症状があるなら「膣トリコモナス症」の疑いがあります。膣トリコモナス症とはどのような病気なのか、赤ちゃんへの影響はないのか、わかりやすく解説します。

1. 膣トリコモナス症とは?

「膣トリコモナス症」とは、「トリコモナス」という肉眼では見ることができない小さな虫が、性器内に感染して炎症などを起こす性感染症です。

・主に性行為で感染する

膣トリコモナス症の主な感染原因は、「性行為」です。

感染者と性行為をすると、女性なら膣内にトリコモナスが侵入して、「膣」やその奥にある「子宮頸管」などに寄生します。 一方、男性は、「前立腺」や「精のう(精液の成分をつくる器官)」に寄生するケースが多くあります。

・日常生活でも感染する

膣トリコモナス症の病原体であるトリコモナスは、「乾燥には非常に弱いけれど、水中では長時間生きることができる」という特徴も持った小さな虫です。 そのため、性行為による直接的な接触以外でも、感染者が使った浴槽や便器、タオル、下着などから間接的に感染することもあります。

膣トリコモナス症に感染すると、女性では下記のような症状があらわれます。

・女性の症状

・おりものの量が増える

・泡状・悪臭のおりものになる

・おりものの色が黄色や黄緑になる

・外陰部や膣に強いかゆみや痛みを生じる

・排尿痛が起こる

・膣内が炎症で赤くなる

 

この中で最も多いのが「おりものの量が増える」で、感染者の56%に見られます。 下着に付いたおりものの異常で、感染に気づくケースが多くあります。 これらの症状は、トリコモナスに感染して4日~1カ月後にあらわれます。

ただし、感染者の20~50%は、1カ月を過ぎても何も症状があらわれないと言われています (そのうちの約1/3は、「感染から6カ月以内には何らかの症状があらわれる」とも言われています)。

・男性の症状

男性は感染しても目立った症状が出ることはあまりなく、無症状の場合がほとんどです。

尿道炎を起こして、尿道から膿が出たり、軽い排尿痛を感じることがありますが、 排尿によってトリコモナスが洗い流されて自然に治ってしまうこともあります。

男性では症状がまったくない、もしくは軽い場合がほとんどのため、知らないうちに女性に感染させてしまうケースも珍しくありません。

2. 妊娠中に感染、赤ちゃんへの影響は?

では、本題である「妊娠中の膣トリコモナス症の影響」について、見ていきましょう。

・流産や早産のリスクがある

膣トリコモナス症が引き起こす膣炎の影響で、「流産」や「早産」、予定日よりも早くに破水してしまう「前期破水」の原因になるリスクがあります。 早産の時期によっては、赤ちゃんの成長に影響が出たり、障害が残る可能性も出てきます。

そのため、赤ちゃんが十分な大きさに育つまでお腹の中にいられるように、 膣トリコモナス症であることが分かったら、医師の指示のもと適切な治療を受けることが必要です。

・産道感染はまれ

産道感染(分娩のときに産道の粘膜や血液から、胎児が感染すること)を起こすことはまれです。

クラミジアや梅毒などの性感染症は産道感染のリスクがありますが、膣トリコモナス症の場合、あまり心配する必要はありません。

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この記事を書いたライター

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