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女性の80%が感染する!?知っておきたい!”子宮頸がん”にまつわる10のこと

“子宮頸がん”ってご存知ですか?
ひと昔前と比べると、だいぶ認知度が高まってきたように思えますが、じゃあ実際”子宮頸がんについて詳しく理解している方”ってどれくらいいるのか…というと、みなさんそこまで理解していないというのが実態ではないでしょうか。
正しい知識を持っておくことって、何よりも重要な予防法でもあります。そこで今回は女性だからこそ、きちんと知っておきたい”子宮頸がん”にまつわる10のことをまとめてご紹介しましょう。

①”子宮頸がん”の年間死亡人数は…約3000人という現実

最初からちょっと怖いタイトルになってしまいましたが…でも実際にそうなのです。
日本では年間約1万人もの人が子宮頸がんを発症し、年間約3000人もの人が亡くなっています。
「がん?私にはまだ関係ないかな」なんて流暢な気持ちでいては、とても危険!!
ちなみに一生に一度、子宮頸がんに感染する割合は80%。性交渉の経験がある80%以上の女性が一度はヒトパピローマウイルス(HPV)に”感染する”と言われています。
そう、子宮頸がんは性交渉がある女性であれば誰もがなる可能性がある、という病気なのです。にも関わらず、20代前半の検診受診率はなんと約10%…。少なすぎますよね。
子宮頸がんはがんの中でも唯一予防できるがんです。少なくとも2年に1度は検診を受けましょう。

②”子宮頸がん”って何?

予防できる唯一のがんで、とても多くの方が発症してしまい、亡くなるリスクも高いのに、検診率が低いのが子宮頸がんだということは理解いただけたかと思いますが、そもそも「子宮頸がんって何?」と思う方も多いかと思います。
そして子宮部分に発症するがんには、2種類あることも知っておきましょう。
子宮がんには、子宮の入り口にできる”子宮頸がん”と奥の子宮体部にできる”子宮体がん”があります。
同じ子宮にできるがんでも原因、発生しやすい年齢などが大きく異なります。

【子宮頸がん】
できる場所:子宮頸部
原因:ヒトパピローマウイルス
好発年齢:20〜40代

 

【子宮体がん】
できる場所:子宮体部
原因:女性ホルモンの乱れなど
好発年齢:50〜60代(30代で発症することもあります。)

 

ちなみに筆者は20代で子宮体がんを発症し、現在も治療中です。生理不順やPMSがひどいなどの症状がある方は放っておかずに、早めに婦人科を受診することをおすすめします。

③若い世代に急増中

Photo:出典:国立がん研究センターがん対策情報センター地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年〜2008年)より

 

日本では、年間約1万人もの人が子宮頸がんを発症し、約3000人(国立がん研究センターがん対策情報センター 人口動態統計によるがん死亡データ 1958年〜2013年)もの人が亡くなっているというのが現状ですが、特に急増している20〜30代では、がん罹患率の第1位が子宮頸がんなのです。
出産年齢ピークの30代に”子宮頸がん発症年齢のピーク”も重なります。(厚生労働省 平成22年人口動態統計月報年数(概数)母の年齢別 出生数の年次推移より/国立がん研究センターがん対策情報センター 地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年〜2010年)より)

④”子宮頸がん”の原因は?

Photo:対象:1997〜2007年に子宮頸がん検診、治療などを行った2282例・方法:HPVジュノタイピングにはL1プライマーを使用したPCR法を採用し、HPV DNAのデータを分析した。・出典:Onuki M.et Cancer Sci 2009:100(7):1312-1316

 

主に性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頸がんの原因と言われ、性交渉の経験がある女性の80%以上が一度は感染すると言われています。
ほとんどは免疫力により自然消失しますが、一部体に残ったウイルスが数年〜10年以上かけて、その一部ががんへ進行するのです。
HPVは100種類以上あり、約40種類が性器で病気を引き起こします。また、子宮頸がんにつながるハイリスクHPVは約15種類あります。

 

 

筆者の知人でも子宮頸がんに感染した方がいました。話しやすい内容ではなかったと思いますが、その方は「きちんと検診を受けた方がいいよ」と、自分が発症してしまったことで子宮頸がんについて理解し、仲のよい友人たちに検診を呼びかけていました。私はその彼女から話を聞かなければ子宮頸がんの検診を受けていなかったので、感謝の気持ちしかありません。
先ほども述べましたが、数年〜10年以上かけて体に残った一部のウイルスががんへと進行するため、今現在、彼がいなくて性交渉をしていなくても過去の性交渉によって発症する場合もあるので、本当に”一度でも性交渉の経験がある女性”は必ず検診を受けてくださいね。

⑤自覚症状はあまりない!?

子宮頸がんは、ある程度進行するまで症状があらわれません。気づいたときには、すでに進行していた…というケースも少なくないのです。

 

【初期】
・無症状
・微量の不正出血
・性交時の接触出血

 

【中等度】
・不正出血
・血の混じったおりものが増える
・おりものの悪臭

 

【高度に進行】
・繰り返す不正出血、貧血
・膿性のおりもの、悪臭

 

もちろん、上記全てに当てはまらなかったとしても安心ということはありません。
先ほど述べた私の知人の場合は、症状として実感していたのは貧血だけだったと言います。その貧血も月経前・最中・後と、ランダムだったそう。そんな彼女が婦人科にかかったきっかけとなったのは、貧血症状が悪化し、救急車を呼ぶほどの事態になったとき。その日は少し病院で休んですぐに帰宅したそうですが、さすがに何かがおかしいと、自分で調べて「もしかして子宮に何か問題があるのかな…」と思い、婦人科を受診したそうです。
ちなみに最初に訪れた婦人科では”手術をするしかない”と診断されたそうですが、まだ未婚で手術に躊躇した彼女は、セカンドオピニオンを受けました。そのジャンルではかなりの”名医”である先生に診てもらったところ、”早まって手術しなくてよかったよ!まだ、薬で治療できます。”と!

手術せずに治療ができるのなら…と彼女はその先生の元、治療を続け、今では一児の母です。
“先生”に診断されたら、「そうするしかないのか…」と思うのが普通ですが、少しでも疑問を抱えた場合は私の知人のように、いくつかの婦人科を受診することで、自分にぴったり合う先生を見つけられるかもしれませんよ。

⑥段階ごとの治療法

検診により早期発見すれば、前がん病変の段階で治療可能で、子宮を温存でき、その後も妊娠・出産できる可能性があります。

⑦唯一予防ができるがんなのに…先進国の中でも低い検診受診率

Photo:出典:OECD,OECD Health Data 2013,June 2013

 

婦人科検診で検査しやすく発見されやすいがんである子宮頸がん。少なくとも2年に1回は定期的に検診に通い、早期発見できれば早期治療ができます。
しかし、日本の検診受診率は先進国の中でも特に低く、20代前半は10.2%(厚生労働省 平成22年国民生活基礎調査)しかありません。頸がんワクチンも予防手段のひとつです。

⑧検診って何するの?

検診に行こうという気持ちはあるけど、婦人科に訪れたことがないかたにはちょっと怖いかもしれませんね。でも大丈夫!ほんの数分、すぐに終わります。ざっと検診の流れをご紹介しましょう。

 

Photo:イラスト:ジャイアント麗子ちゃん

 

【子宮頸がん検診の流れ】
①まず問診で初潮年齢や生理周期、妊娠・出産の有無などについて質問があります。
②内診台にあがり、子宮頸部の状態を目でみて確認。(視診)子宮の形、大きさ、位置、動きなどを確認します。
③やわらかいブラシやヘラで子宮の入り口をそっと優しくこすって、細胞を採取します。痛みはほとんどなく、ものの数分で終わります。

 

内診台にあがることが恥ずかしい…という方もいるかもしれませんが、病院によっては女性医師を指定できるところもありますよ!

⑨こんなときどうしたらいいの?

【Q.性交渉が原因ならばコンドームをすればいいってこと?】

A. HPVは、コンドームではカバーできない広い範囲に存在します。手や指を介して感染することもあるとされており、コンドームだけでは防ぎきれませんが、性病予防としてコンドームは使用をおすすめします。

 

【Q.検診日に生理になっちゃった!検診は受けられる?】

A. 生理中はふさわしくないので、検診前に確認してみてください。

 

【Q.検診結果は「異常なし」でした。もう検診に行かなくていい?】

A. 定期的な検診は必要です。少なくとも2年に1回の検診を受けましょう。

 

【Q.子宮頸がん検診の費用はどれくらい?】

A. 20歳以上の女性が住民検診で子宮頸がん検診を受ける場合、多くの自治体が費用の一部(もしくは全額)補助があります。また厚生労働省の女性特有のがん検診推進事業として、対象年齢の女性に対して子宮頸がん及び、乳がん検診の無料クーポンも配布されています。乳がん検診の無料クーポンも配布されていますので、お近くの自治体にお問い合わせください。(各自治体によって費用の負担額は異なります。)

⑩ちょこっと豆知識

・喫煙者は子宮頸がんのリスクが高まると言われている!
・HPVは男女関係なく、日常的に人が持っているウイルス!
・HPVは誰でも何度でも繰り返し感染する!

自分の身体は自分で守る!

Photo:イラスト:ジャイアント麗子ちゃん

身体の不調や変化などは、自分自身しか分からないことが多いですよね。
日常で感じるちょっとした「ん?」ということを「まぁいいか」と後回しにせずに、きちんとその疑問を解決すること。そして定期的な検診を受けることで得られる安心感は心にゆとりをもたらします。
「あの時に受診していれば…」と後悔することがないようにしましょう。”後悔先に立たず”です!

 

情報提供元:ミュゼプラチナム
監修:稚枝子おおつきクリニック院長・東京女子医科大学付属病院非常勤講師・武者 稚枝子 


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この記事を書いたライター

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