妊娠中は体調の変化が大きく、当たり前にできていた家事が負担になることがあります。
中でも食事の準備は、においや立ち作業が重なり、思うように進まない日もあるでしょう。
それにもかかわらず、従来通りの動きを求められると、心身の余裕が削られていく場合も…。
配慮が十分に共有されていない家庭では、すれ違いが表面化しにくいこともあるかもしれません。
今回は、妊娠中にもかかわらず料理を強いられた状況に向き合った女性の体験談を紹介します。
妊婦妻に「飯早く作って」

私は妊娠中で、大きなお腹を抱えながら仕事を続けています。
今日、夫の仕事は休み。
帰宅すると、夫はソファでぼうっとくつろいでいました。
「帰ったの?じゃあ飯早く作って」
(あんた今日休みだったでしょ!?)
帰ってきたばかりなのに…

「今帰宅したばかりなんだけど…」
「これ以上待たせるとかないから」
しかも夫は、面倒なハンバーグをリクエストする始末。
「早くして」
そう言うと、夫はごろんと横になりました。
「お腹が大きいから家に帰るのだって一苦労」

大きなお腹を抱え、私は椅子に座り込みました。
「何度も言ってるけどさ…
当たり前のように時間がかかる料理を作らせないでよ」
仕事の疲労感もあり、お腹が大きいから家に帰るのだって一苦労です。
私は立ち上がる気力もないまま、夫にそう告げました。
「帰ってきてすぐ、ハンバーグみたいな工程の多い料理を作る気力なんてないよ」
「食べたいなら大吾が作ってよ」

「そんなに食べたいなら、今日休みだった大吾が作ってよ
部屋の片付けはやっておいてあげるから…」
すると、夫は冷ややかな目を向けながら、ぽつりと言いました。
「お前変わっちまったな」
不機嫌な夫

「変わったのはどっちよ!お義父さんみたいになりたくないって…」
「あーはいはい作ればいいんだろ?作れば」
私の反論に、夫はイライラしながら冷蔵庫を開けます。
材料がないとわかると、大きなため息をつきました。
妊婦妻を置いて外食に出た夫…

すると夫は、スマホを持って言いました。
「ハンバーグ食ってくるわ
ちょうど友達が近くにいるっぽいし」
「ええっ?」
「じゃあな」
バタンとドアが閉まりました。
しまった扉を呆然と見つめた私。
仕事をして苦労して帰ってきた妊婦を置いて、外食に出かけた夫。
私は今後の夫婦関係に、不安を感じずにはいられませんでした。
これ以上夫と暮らすのは限界だと思い、実家に帰省すると、夫からはある封筒が送られてきたのです。
中を確認すると、そこには離婚届が入っていました。
あまりの自分勝手さに、私は夫への反撃を決意しました。
最後に
まずは体調について具体的に伝え、できることと難しいことを共有することが必要です。
料理に限らず、負担の大きい作業は一時的に役割を見直す選択も考えられます。
あらかじめ代替手段を用意しておくと、衝突を減らしやすくなるでしょう。
体調を守る基準を優先することが、結果的に家庭全体の安定につながると考えられます。
作画:ヨコヤ
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
