妊娠中は、思うように動けない場面が増える時期です。
本来であれば身近な人の支えが重要になりますが、協力が得られない状況も見受けられます。
期待していた分だけ落胆が重なり、孤立感を抱えてしまうこともあるのではないでしょうか。
役割分担が曖昧なままでは、不満が積み重なりやすいものです。
今回は、妊娠中にもかかわらず夫の支えが得られず悩んだ体験談を紹介します。
病院に連れて行ってほしい

これは数時間前のことです。
私は出かけようとする夫を呼び止めました。
「体調がよくないの、病院に連れて行ってほしいんだけど…」
「んなの1人で行けよ!俺は今から飲み会なんだよ!見ればわかんだろ!」
かまってちゃんはやめろ

「でも…お腹の赤ちゃんが…」
私は妊娠していました。
だからこそ、病院に連れて行ってほしいのに…。
「母親になるんだからかまってちゃんをやめたほうがいい」
夫はそう吐き捨て、出て行ってしまいました。
(もう本当に終わりだ)
私は拳を握り締めました。
母の来訪

ソファに横になったまま、体を動かす気力もありません。
そのとき、ピンポーンとインターホンが鳴ります。
「お待たせ、菜月」
「お母さん…!」
その顔を見た瞬間、張り詰めていたものが一気に緩みました。
救いの手

「…もう決心ついた」
「じゃあ…荷物をまとめましょうか」
「うん」
私はキャリーバッグを引いて、玄関を出ました。
帰宅後、夫は私がいないことに気づき、母に電話をかけてきたようですが…。
母が毅然とした態度で拒否すると「嘘だろ…?」と呆然としていたみたいです。
お腹の赤ちゃんと自分自身を守るために、私は逃げることにしたのでした。
最後に
まず必要なのは、してほしいことを具体的に言葉にして伝えることです。
体調の変化や困っている場面を共有し、助けになる行動を明確にすると認識のずれが減ります。
それでも状況が変わらない場合は、家事を無理にこなそうとしない判断も大切です。
周囲の支援やサービスを取り入れることも、負担を軽くする手段といえるでしょう。
自分の体と生活を守る視点を軸に、現実的な関わり方を選ぶことが求められます。
作画:暁谷
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
