競合他社への情報漏洩の原因を探る私。だが数日後⇒自宅のパソコンを見て「なにこれ…」衝撃の犯人に絶望した話

仕事は、自信や社会とのつながりにも関わる大切なものです。
しかし、配偶者が職場や働き方に干渉し、評価を下げるような言動を繰り返す場合、家庭の問題だけでは済まなくなることがあります。

仕事への理解を欠いた圧力が続くと、精神的な負担が積み重なっていくでしょう。
外からは見えにくいため、自分が我慢すべきだと考えてしまうケースもあります。

今回は、仕事を利用して配偶者から足を引っ張られ、働き方や生活のバランスに悩まされた体験談を紹介します。

情報が漏れた


「どういうことだ!」
「あの企画は、社内でしか共有していないはずだろ!」

上司の怒声が、オフィスに響きました。
数日前、競合他社が私たちのプロジェクトとほぼ同じ内容を先行発表したのです。

チーム全員が凍りついたように立ち尽くします。
そんな中、同僚が震える声で状況を説明。

「流出経路は特定できていませんが…
でも確実に、内部から漏れています」

責任者である私は、その言葉を黙って受け止めました。

突き止めます


競合のデザインを画面で確認したとき、確信めいたものが走りました。

(このデザイン…
私たちの初期案と酷似してる。情報を盗まれた…?)

「責任者は君だ。このままでは…わかるな?」
「…必ず突き止めます」

上司の言葉が刺さります。
私は戸惑う気持ちを抑え、はっきりと告げました。

アクセス元を調査


私は遅い時間まで資料室に残ることに。
そして、プロジェクトの初期案へのアクセスログを追っていました。

背後から後輩に声をかけられます。

「まだ残ってたんですね」
「このまま帰っても眠れそうにないから」

正直にそう答えると、後輩はそれ以上なにも言いません。

計画的なものを感じる


「…本当に、外部に盗まれたんですか?」

後輩の問いに、私は画面から目を離さずに答えます。

「というより、誰かが渡したのかも…
断定はできないけど、なにか計画的なものを感じるの」

パソコンを操作しながら、アクセスログをさかのぼります。

(この数日、私の個人フォルダにもアクセスが集中してる)

パスワードを知っているのは、ごく限られた人間です。

妙にタイミングがいい


夜9時半を過ぎたころ、スマホに通知が届きました。
夫からのメッセージです。

「最近帰れなくてごめん」

ふと、近頃夫が妙にタイミングがいいことに気づきました。

(まさか、ね…)

画面をそっと伏せて、私は再びパソコンに向き直りました。

極めて不自然です


翌朝、IT管理部の扉を叩きました。
協力してくれたIT管理担当者がログを解析してくれたのです。

「このアカウント、今朝も私のフォルダにアクセスしてる…」
「アクセスとしては極めて不自然です」
「このIDと社外アカウントとの履歴って…」

明らかに不自然なやり取りの履歴が残っていました。

どういうこと?


担当者がさしたのは「C-Design」というドメイン名。
かつて競い合ったライバルデザイナーが働く企業であり…。
そして最近、新たに夫が取引をはじめた企業です。

頭の中で、点と点が線になりかけていました。

夫はどこまで関わってる?


社内メールサーバーのアクセス履歴が、手元に届きました。
画面を開き、時間帯と宛先を順に確認していきます。

(この時間帯…この宛先…)

指が止まりました。

(夫のパソコンと一致してる…
一体どこまで関わってるの?)

動悸が速くなります。

詰めが甘い


深夜、夫が寝た後にそっとパソコンの前に座りました。
ログイン画面でパスワードを入力します。

(…自分の誕生日のまま。本当に詰めが甘い)

あっさりとログインが完了しました。
フォルダを開くと「非公開」という項目があります。

(…なにこれ)

明らかに怪しいフォルダをクリックすると…。
私たちのプロジェクトの内部資料が入っていました。

企画の漏洩元がはっきりした


さらに私は、メールの「送信済み」フォルダを開きます。
すると、宛先の欄が同じドメインで埋め尽くされています。

タイトルや添付ファイルを見た限り…。
夫がライバルデザイナーに会社の情報を流していることは明白でした。

(これで決まりね。企画の漏洩元は…夫)

身内だとしても、社会的な信頼を失墜させる許されない裏切りです。

私は妻として、プロジェクトの責任者として、夫とライバルデザイナーを告発。
そしてしっかり反撃をし、社会人として責任を取ってもらうのでした。

最後に

必要なのは、仕事と家庭の境界線を整理することです。
勤務先の情報や予定を必要以上に共有しない、業務中の連絡ルールを決めるなど、小さな線引きでも負担は変わってきます。

また、理不尽な場面を記録しておくと、自分の状況を客観的に見直しやすくなるでしょう。
自分の生活基盤と心身の安定を守る視点を優先することが大切です。

作画:おめ

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています

この記事を書いたライター