飛行機のように長時間同じ空間で過ごす場では、周囲への配慮が欠かせません。
子どもが落ち着かずに動くことは珍しくありませんが、後ろから座席を何度も蹴られるなど、ほかの乗客に負担がかかる状況では話が変わります。
子どもの行動そのものだけでなく、保護者がどのように対応するかによって、周囲の感じ方も大きく変わるでしょう。
注意してもらえないまま我慢を続けると、せっかくの移動時間が苦痛になってしまうかもしれません。
今回は、飛行機内で座席を蹴り続ける子どもと、それを注意しない親に困らされたという体験談を紹介します。
飛行機に乗ると…

新婚旅行に向かう機内でのことです。
「飛行機なんて大学生以来だな~」
「俺は高校の修学旅行以来だよ」
そんな和やかな会話をしていると、後ろの座席から男の子の大きな声が響きました。
「あ~暇ぁ!」
後ろの子どもが騒ぎ出し…

後ろの男の子が背もたれを蹴り、座席が揺れます。
「うわっ!?」
私は思わず親はなにをしているのかと後ろを振り返りました。
親は子どもを放置

すると男の子の母親はスマホに夢中で、子どもが暴れているのに目もくれません。
その間も、男の子の大声が機内に響き渡りました。
「飛行機やだー!遊べなくてやだー!帰りたーい!」
せっかくの新婚旅行が…

(最悪…座席選びに外れてしまった…)
思わずため息をつくと、夫が苦笑いで言いました。
「後ろの子…元気いいね…」
そのとき、通路をこちらに歩いてくる足音が聞こえました。
客室乗務員だったのですが、何食わぬ顔で素通りされてしまったと思った瞬間、男の子の前にしゃがんだのです。
CAが子どもの元へ

そして優しく声をかけます。
「こんにちは!」
「え?おばさん誰?」
「飛行機の中で困っている人がいたら、助けているんです」
乗務員はため息をつきながら言います。
「飛行機の中って、退屈ですよね」
「うん!つまんない!」
おもちゃをもらい…

客室乗務員は折り紙と飛行機のおもちゃを差し出しました。
「そんなあなたに、おもちゃを配っています!」
男の子は目を輝かせながら、笑顔でお礼を言って受け取りました。
注意してくれた

それから客室乗務員は、男の子の母親にも静かに声をかけました。
「お子さんのためにも、スマホだけでなくお子さんにも目を向けていただけないでしょうか」
母親ははっとした表情で、小さくつぶやきました。
「…すみません」
客室乗務員の対応で、一瞬機内は凍りついたような空気が流れましたが、私の心は救われました。
やっと静かに

機内はようやく静かになりました。
(客室乗務員さん、ありがとう…)
胸をなでおろす私に、夫がぽつりとつぶやきます。
「子連れ旅行って、大変そうだね」
私も小さくうなずきました。
彼のいいところ

夫はふと、真剣な顔で言いました。
「もし俺らに子どもができても、ちゃんとなだめたり、悪いことをしたら叱れる親になろうね」
そう言われて、私は素直にうなずきます。
思わず夫に惚れ直してしまいました。
宿泊先に到着

ホテルに到着すると、フロントスタッフが部屋番号を伝えてくれました。
「お部屋はこちら、5015室です。ごゆっくりお過ごしください」
「ありがとうございます」
荷物を置いたらすぐ、観光に出かける約束を交わします。
部屋に入ると…

部屋の前に着くと、夫がわくわくした様子でカードキーを取り出しました。
「ここが部屋だ」
ピッと音がしてドアが開いた瞬間、部屋の中からドタバタと物音が聞こえてきます。
「えっ」
思わず顔を見合わせました。
見知らぬ人たちが…

ドアの向こうには、見知らぬカップルが立っていました。
「だ、誰だよあんたたちは!?勝手に入ってくるな!」
男性客の方が焦ったように言います。
夫は冷静に返します。
「ここの部屋を予約していたものなんですが…あなたたちこそ、なぜ僕らの部屋にいるんですか…?」
しかし男性は引かず、自分たちもスタッフからこの部屋に通されたのだと言います。
飛行機の次は、予約したホテルの部屋をカップルに利用されていて…。
新婚旅行中の夫婦の我慢が限界に達した瞬間でした。
最後に
機内で繰り返し座席を蹴られるなど、明らかに困る行動が続く場合は、無理に我慢し続ける必要はありません。
まずは保護者に落ち着いて状況を伝え、それでも改善しないときは、客室乗務員に相談する方法があります。
直接注意することで言い争いになる可能性もあるため、第三者に対応を任せるほうが安全な場合もあります。
相手の事情を推測するより、自分や周囲の乗客が落ち着いて過ごせる環境を確保することを優先するとよいでしょう。
作画:藤田
※この記事は一部AIを使用し作成しています
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
