飲食店を利用する際、人数や席の使い方については、お店側の準備やほかのお客さんへの影響も考える必要があります。
特に、実際の来店人数と予約人数が大きく違う場合、店側が席を確保していた分だけ負担が生じることもあるでしょう。
自分にとって都合のよい使い方でも、お店にとっては想定外の対応を迫られる場合があります。
今回は、広い席を確保するために実際とは異なる人数で予約した客が、会計時に思わぬ事態に直面したという体験談を紹介します。
予約客が来ない

私達は夫婦で飲食店を営んでいます。
19時に予約していた5人の客が30分過ぎても現れず、私たちは不安に顔を見合わせました。
すでに料理は作っているため、当日キャンセルは困ります。
遅刻にしても、そろそろ連絡が欲しいところでした。
そのとき、入口が開く音がし、私は反射的に「いらっしゃいま…」と口を開きましたが…。
来店してきたのは…

「どーも〜!19時に予約してた者で〜す!」
来店したのは、酔った様子の女性と連れの女性の2名です。
しかも、酔っ払いの方は以前会った感じの悪い店員です。
人数も減って…

彼女はふらふらになりながら言います。
「5人で予約してたんだけど、3人来られなくなっちゃって」
しかし、連れの女性は「5人?」と不思議そうな表情を浮かべています。
「人数は減ったけど個室の予約入れてたから、そのまま個室でいいですよね?」
酔った客はそう言いながら、勝手に個室へ入ろうとします。
あえて多めの人数で予約

連れの客に5人で予約した理由を尋ねられ、彼女は悪びれずに答えました。
「私ぃ、広い席がいいんで、予約するときはいつも多めの人数で予約するんですよね~」
あまりに身勝手な言い分に、私たちは夫婦で表情を強張らせました。
連れの女性は彼女の言い草に青ざめています。
キャンセル料をもらう

私たちが当日キャンセルによる3人分のキャンセル料が発生する旨を伝えると、連れの客はすぐに「払います、もちろん」と応じてくれました。
しかし、もうひとりの客は強く拒絶しました。
事前に人数分用意している

「私たちはちゃんと来店してるじゃない!」
食い下がる客に、夫は料理がすでに人数分用意されていることを説明しました。
すると今度は「口コミサイトに低評価つけて書き込むよ!?」と脅迫するようなことまで口走りました。
しかし、そんな彼女を相手にせず、連れの女性はすでに作った料理を持ち帰りたいと申し出てくれます。
絶対払わない

ほっとした私は笑顔で了承しました。
しかし、もうひとりの客はかたくなに支払わないと喚き散らす有様でした。
希少なお酒を…

宥めすかして個室に座らせると、夫は自ら彼女たちの接客を買って出ました。
夫は彼女に先ほどの非礼を詫びたいと申し出ながら、1本の日本酒を見せます。
「お許しいただけるかわかりませんが、大変希少なお酒を入荷したので、おすすめさせてください」
興味をもった

「希少なお酒?」
客は夫の説明に興味を示し、すぐにそのお酒を注文しました。
連れの客は困惑した表情です。
たくさんのお酒を飲み…

彼女はお酒が運ばれるや否や、すぐに勢いよく飲み干しました。
「すっごいおいし〜!」
夫はさらに別のお酒もすすめ、客も酔って気分がよくなっているのか言われるままにお酒を飲み続けていきました。
お会計

たまりかねた連れの客が「あの、さっきからなにを?」と尋ねますが、夫はただ曖昧に笑いました。
「まあ…あとでわかりますよ」
やがて閉店の時間になり、私は酔った客に伝票を差し出しました。
金額は…

「はいはい、えーと、いくら…?」
フラフラになりながら伝票を覗き込んだ客は、その金額に目を見張りました。
客の立場をかさに着た身勝手な振る舞いの代償に、私はようやく胸のつかえが下りたのでした。
最後に
予約は、実際に利用する人数を正確に伝えることが基本です。
広い席を希望する場合も、人数を多く申告するのではなく、予約時に希望を伝えて相談するほうがトラブルを避けやすくなります。
お店側にも席を用意する都合があるため、変更が生じたときは早めに連絡することが必要です。
自分の利便性だけを優先せず、相手の負担も考えた利用を心がけたいところです。
作画:つるなこ
※この記事は一部AIを使用し作成しています
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
