急逝した母の葬儀を終え、遺品の整理をしていると…1箇所だけ“色が違う壁”に違和感。『ビリッ』『ベリッ』壁紙を剥がした結果…

皆さんは、大切な人と別れた経験はありますか?
今回は「急逝した母の遺品整理をしていると…」にまつわる物語を紹介します。
※この物語はフィクションです。

イラスト:進撃のミカ

急逝した母の遺品整理で…

母と2人で暮らす小学生の主人公。
主人公の家には「家の壁に寄りかかってはいけない」という不思議なルールがありました。

ある日、母と言い合いになってしまった主人公。
するとその翌日、母が過労で急逝してしまったのです。

突然の出来事にショックを受け、主人公は現実を受け入れられません。
母の葬儀が終わり、遺品の整理をするために、祖父と家に帰った主人公。

ショックのあまり、部屋の壁に寄りかかると…。

壁に覚えた違和感


出典:進撃のミカ

その壁の色が周りとは違うことに気がついた主人公。
違和感を覚え壁紙をはがしてみると、壁だと思っていたのはふすまで、その先に部屋があったのです。

部屋に入った主人公は、昔この部屋で父の浮気現場を目撃したことを思い出しました。
主人公はあまりのショックに当時の記憶を失っていたのです。

その記憶を主人公が思い出さないように部屋を隠していた母。
母の優しさに気がつき、主人公は涙を流すのでした。

母の優しさ

言い合いになってしまった次の日に急逝してしまった母。
隠し部屋を見つけたことで、母の優しさに触れることができたエピソードでした。

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(Grapps編集部)

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